UKULELE ウクレレ? ユークレレ?

”ユークレレ”って発音すると英語圏ネイティブっぽくていいよね。そんなウクレレネタを書きつづっていきますね。 自分の狭い見地と趣味嗜好だけで書いています。考え方や好みが異なる方にはゴメンナサイ。

マイレレ YAMAHA No150 ソプラノサイズ 1960年代製造品

 

 YAMAHA No150 ソプラノサイズ、1960年代製造品 松単板トップ

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表板:松 側板:楓 裏板:ラワン ネック:ラワン フレット:真鍮 指板:不明

スペックは矢野忠さんの【ウクレレ写真館】から情報いただきました。
https://yano-ukulele-island.jimdofree.com/
様々な情報が掲載されている魅力的なページです。

 

 

木ペグとの出会い

2018年秋の事でした。当時ウクレレの情報や仲間が欲しくてご多分に漏れずFaceBookで【ガズレレ】さん関連のグループに参加させていただき、動画投稿してみたり皆さんの動画見ていたりしていたわけですが、ある日錦糸町でオープンマイクイベントやりますってのがあってドキドキしながら参加してみました。

MCは「かどくらたかひろさん」、やたらウクレレの上手な女の子がいるなと思ったら、いわゆるウクレレスーパーキッズの「Keiraちゃん」でした(後から調べて知った)とか、他にもあちこちで弾いたり唄ったりされている方が集まったるイベントでした。

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調子にのって皆さんと一緒に

左から、自分 「なかむーさん」「Keiraちゃん」そしてVintageっぽい木ペグを抱えているのが「Daeskiさん」
切れのいいストラムでパリンパリン弾きまくって演奏も歌もトークも場の盛り上げも大変上手な方でした。

それまで存じ上げなかったのですがFBでつながらせていただき、後から確認するとハワイアンバンドもやられ、ワークショップなども開催されておられるミュージシャンでした。で木ペグのウクレレたくさんお持ちです。

影響を受けて木ペグが欲しくなりました。

 

かどくらたかひろさん


Across the universe (solo ukulele)

「Keiraちゃん」


ウクレレパフォーマンスコンテスト2020 ハワイアン部門 ベストパフォーマンス賞/Keira

木ペグ探しヤフオク、メルカリのチェックが始まりました。

出品数があるのはやはり圧倒的にLUNAでした。コンディションよさげなものはオークションで1万円こえてしまうレベルです。その中でYAMAHAの木ペグを発見しかもオリジナルの箱入り。価格は居酒屋2回分

YAMAHAの古い楽器といえば、60~80年代のFGがジャパンビンテージとしての確立?しているし、自分も数年前にクラッシックギター1979のGC-5という楽器をハードオフで2000円ジャンクで購入、傷だらけボロボロだけど良く鳴るししっかりしています。(ラベルには"江崎秀行 氏"の手書きサインが入っている)

とりあえずダメだったら売っちゃえばいいや!で購入 

YAMAHA No150がキター

開けてびっくり 鳴る鳴る 軽い軽い
ボディシェイプは、いわゆる一般的なソプラノより細身。憧れの「Martin」に少し近いかな、ボディも少し薄めで抱えただけで「YAMAHAさんどうもありがとう~」って感じです。
13フレットから後ろの指板の処理が超絶かっこいいです。1960年代にこのセンスは最高
13,14,15フレットってソプラノでは押さえないので(少なくとも自分は)フレットなくしてストラムをしやすくしているって素晴らしいです。

とにかく「軽い」一般的なソプラノ430gでも軽いと思ってましたが、なんと「290g」プラスチックのおもちゃみたいな重量だけどちゃんと鳴る鳴る

 

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木製フリクションペグ

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曲者だとは思っていたけど、意外にいいですよ(負け惜しみじゃなくてね)
金属軸のフリクションペグより巻く部分の径が太いので巻いた角度に対する弦の伸縮はさらにシビアになります。また回す時も押し込みながら回してやらないと緩んでしまうので微妙な力加減が必要です、押し込みすぎると硬くて回らなくなっちゃうし.......
チューニングが合うだけで「クゥ~ たまりませんわフフフ」って感じ。

ギアペグに交換するとチューニングが安定しますよって助言してくれる方が時々いらっしゃいますが.....「いやいや!木ペグが欲しくてさがしたので」

ちなみに我が家のウクレレのPEGだけ重量測定してみました。
よくギヤペグはフリクションペグより重量が重いといわれていますが
オープンタイプのギヤペグだったらフリクションペグと大差なく皆「80g」(4個でですね)対する木ペグなんと「30g」以下

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弦には注意が必要です

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届いたときはクリアナイロン弦がついていました。自分はストラムが雑なのであまり柔らかいと爪が引っかかるのである程度テンション高めが好みです。お気に入りはWorthのフロロカーボンの(BM)ブラウンミディアムです。ただしこの楽器は古い楽器なのでやっぱりナイロンかな、ダダリオのブラックナイロンでも張ろうかな?まあとりあえず自宅にあったフロロカーボンWorthBMを張り、届いた当日に地元【MAMA LISAS CAFE】のオープンマイクに持ち込みました。

50年前の楽器です!僕とほぼ同い年!いい音でしょ!とかMCも軽やかに歌い終え2巡目に向けてチューニングしていた時に事件は起きました。1弦のブリッジ側付け根(弦の先結んで玉にしてひっかけている部分)が木の部分ごと吹っ飛びました。
ブリッジの材自体が柔らかい上フロロカーボンて細くてテンションも高めなんですよね。50年前はそんな弦なかったもんね。

FaceBookに載せたら、古いウクレレなんだから要注意だよとか、ブラス製の極小のリングをはめて通すといいよ、などアドバイスいただきました。
現在は1弦だけガラスのビーズを弦とブリッジの間にかませて張力が分散してかかるようにしました。また弦はghsのブラックナイロンを貼っています。

こんな音です 聴いて見てください。


Sitting on the dock of the bay ukulele cover