マイレレ Kelli/ケリー ソプラノ ハワイアンコア単板 2003頃
Kelli/ケリー ソプラノ ハワイアンコア単板 2003頃
2003年頃に新品を5~6万円位で購入しました。
出会いは
1990年代後半からの"第二次ウクレレブーム(自分で勝手に定義)"のおかげで書籍等でウクレレの情報が得られるようになり、またインターネットの普及で様々な情報が得られるようにもなり、ちゃんとしたウクレレが欲しいという欲求が積もっていた時期でした。
国産はFamous、Lunaなどが1~3万円位、単板だとアストリアス、ナカニシとかが6~8万円位、ハワイ製(もちろんKOA単板)でもソプラノのスタンダードモデルはKAMAKA。MAUIMUSIC,KOALOHA、KELLIなど5~8万円位で買える時代でした。
それでヤマハだったか山野楽器だったか忘れてしまいましたが、当時千葉駅周辺でウクレレの品ぞろえが一番多かったお店でKAMAKA、MAUIMUSIC、KELLIとソプラノが並んでいる中で弾き比べて選んだ一本でした。
当時KELLIはヤマハミュージックトレーディングが国内輸入代理店だったんです。
十数年経過し「明るくパリンパリン*1」良く鳴ります
買ったものの十数年は自宅で一人で時々ポロポロ弾いて、しばらくしまいっぱなしの繰り返し。
2014年頃から他人と一緒に楽しむ機会も出てきて、元々の材の良さなのか経年の為か、
自分でも感心するほど良い音でハワイアンコア特有の「明るくパリンパリン*1」鳴ってくれます。
そのころから「弾き語り」の楽しさを覚えてストロークでさらに「パリンパリン」塗装がはがれて傷がついてきたのでピックガードを貼って「パリンパリン」。
ある日事件が
年数が経ち弾きこめば益々良くなる→「いい音で鳴ってるね!(楽器がね)」→うれしくてGIGBAG(ソフトケース)に入れて背負ってあちこち持って歩いていた2019年の春のある日に事件が起きました。
ある日気づけばトップ(表板)にクラック(ひび割れ)が入っていました。
元々薄い板で年数も経過しており若干「トップ落ち*2」気味になっていたところに、ソフトケースでの持ち歩きで力がかかり割れてしまったようです。
とりあえず専門店に持っていき相談したところ「とりあえず割れた部分を接着剤で補修しましょう」との事で入院、約2週間6,000円也で退院してきました。
それからは、必ずハードケースに入れて持ち歩き。
外レレや飲み会のお供には携帯用の2号機3号機をと大切に扱っておりましたが....
再びの事件で非常に残念な外観になっています
3か月ほどたったある日、1弦2弦だけがスグにチューニングが狂ってしまうのでよく見るとクラック再びで前回より割れが伸びており。
クラックのある1弦側が弦の張力で引っ張られ「トップ落ち*2」状態になりチューニングが下がってしまうという状態になっていました。
色々調べるとおそらくブレーシングの追加や裏からの補強等必要になり裏板を開けるレベルの修理が必要、当然塗装も必要となり相当の費用がかかりそう。
でも「お金が無い!」ということでとりあえずDIY!
クランプとあて木を駆使して割れ目を「タイトボンド」で接着、ただし「トップ落ち*2」により表板がラウンドしており割れ目に負荷が集中し再発する可能性大の為、べっ甲柄のアコギ用ピックガード材(プラスチック?アクリル?)を大きく貼りつけ。
薄い板材をなにか探して.....
なるべく薄くて丈夫な板材を見つけて、今のピックガードに替えて貼りつけたいと思っています。トップ落ちまで補修するには裏開けて新しいブレーシング追加して、となると思われ、音も変わっちゃいますよね...
良かったら 聴いてください こんな音
*1「明るくパリンパリン」
自分勝手に定義では、KOA(コア)材の音=「明るくパリンパリン」MAHO(マホガニー)材の音「やさしくコロコロ」としています。
*2「トップ落ち」
弦の張力によりブリッジが後方側から引っ張られ、ネック側が沈むように表板が凹む状態。
アコギの場合は表板が張力で膨らむ場合がありますが、ウクレレの場合凹む場合があります。